プレイステーション2(PS2)について

制作日:1999/09/20
最終更新日:1999/10/04


SCEが9月13日にプレイステーション2の発売を正式に発表しました。

発売日は2000年3月4日。
平成12年3月4日は1・2・3・4がならぶということで、相変わらずのこだわりぶり。
価格は39800円。
これはプレイステーションの新発売価格と同じです。
消費税を入れて41790円。プレイステーションは確かにその値段で買いました。


主要スペック (1999年9月メーカー発表)

 CPU   128bit”Emotion Engine”(294MHz)
 キャッシュ・メモリ:命令:16KB
 データ:8KB+16KB(SP)
 メインメモリ:Direct RDRAM
 メモリ容量:32MB
 メモリバス・バンド幅:3.2GB/秒
 コ・プロセッサ:FPU(浮動小数点乗加算器×1、浮動小数点割算器×1)
 ベクトル演算ユニット:VU0+VU1(浮動小数点乗加算器×9、浮動小数点割算器×3) 
 浮動小数点演算性能:6.2ギガFLOPS/秒
 三次元CG座標演算性能:6600万ポリゴン/秒
 圧縮画像デコーダ:MPEG2
 グラフィックス   グラフィックス:”Graphics Synthesizer”
 クロック周波数:150MHz
 DRAMバス・バンド幅:48GB/秒
 DRAMバス幅:2560bit
 ピクセル構成:RGB:Alpha:Z(24:8:32)
 最大描画性能:7500万ポリゴン/秒
 サウンド   サウンド:SPU2+CPU
 同時発音数:ADPCM:48ch(SPU2)+ソフト音源数
 サンプリング周波数:44.1/48KHz
 IOP   IOP:I/O Processor
 CPUコア:Play Station CPU
 クロック周波数:33.8/37.5MHz
 Sub−BUS:32bit
 入出力:IEEE1394
 USBポート×2
 通信ポート:PC-Card(PCMCIA)スロットタイプ3×1
 メディア   メディア:CD−ROM/DVD−ROM
 CD再生:24倍速
 DVD再生:4倍速
  ※DVD、音楽CDの再生可能
 その他   現行プレイステーションのゲームソフトが使用可能
 現行プレイステーションのコントローラーとメモリーカードが使用可能
 プレイステーション2に同梱(付属品)で
  新型デュアルショク(スタート/セレクトボタン以外のアナログ入力機能追加)、
  大容量メモリーカード(容量8倍/読み書き速度250倍)、
  デモディスク1枚、AVケーブル、電源ケーブルが付く。


以上の数値はとある雑誌を参照したものです。

けっこう争点となっていたDVDソフトの再生機能は添付されたとのことで、PS+DVDデッキと考えれば
破格の電化製品といえると思います。

プログラマーではないので性能のすべてが感覚としてわかるわけではないのですが、特にゲームの処理
に必要な演算と画像描画を円滑にするための強化が行われたと思います。
(割算器あるとどのくらいちがうんですか?)
ひらたく数字だけを見れば、1秒間に7500万ポリゴンが描けて6600万ポリゴンの三次元演算ができる
ことになります。
1/60秒なら最大描画性能:125万ポリゴン、三次元CG座標演算性能:110万ポリゴンとなります。
現行の家庭用ハードと比べたら目を見張るほどの能力を持っています。

あと気になるのは画像の出力モードとDVDのフォーマットです。
基本的にVHS出力なら320×240dot、S−VHS出力なら640×480dotとなると思います。
PSでもあったハイレゾモードの出力はあると推察します。
テレビモニターの普及率からそれほど特殊なモードはないとは思いますが、これだけの描画能力があると
ソニーならではの何かがあってほしいです。

家庭用ゲーム機の能力がこれだけ上がると「家で何をさせるのか」「家では何ができるのか」というテーマで
ゲームを作ることになりますね。






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