最終更新日:2003/11/18

テレビゲームの無罪/有罪

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 「テレビゲームの影響で…」
 世の中が本当に変わったのか?

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 2003/11/18 vol.1
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 「テレビゲームの影響」という言葉の影響 その1    by大守哲哉
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  「テレビゲームの影響が…」という言葉がニュースで使われるたびに、
  過去のいつかの段階で使われた“研究家”といわれた人物たちが植え付けた
  イメージが未だに社会に悪影響をおよぼしているなと思うことがある。

  ごく最近にも「アメリカ銃社会の不条理を浮き彫りにする映画」という
  話題の報道の中、さらりと「テレビゲームの影響?」というテロップが
  使われ、かなり筆者は腹を立てた。
  確かに「DOOM」や「マラソン」などのタイトルは「撃ち合い」をする
  ゲームで、血も出るし「相手を殺す」という演出が感じられるゲームだ。
  しかし、近代ではサバイバル・ゲームと呼ばれるようになった「撃ち合い」は
  私が子供の頃、銀玉鉄砲があったころから子供の遊びだった。
  「撃ち合い」がテレビゲームとなってからは、自分達がイメージの中で
  「やられた〜」と血まみれの演技をする必要がなくなっただけで、
  その楽しさや手ごたえは本質的に変わらないものだと思っている。
  ましてや、テレビゲームだけでなく、エアガンやペイント弾といった
  ゲームを楽しむための道具も発展し、スポーツとしてルールも発展した。

  何を、どの時点で、どういった内容で経験したのか…
  いろいろな経験という要素がある中で、目に見える暴力性だけが、
  人間の性格形成にそこまで大きな影響を与えるものなのか?

  少なくとも未成年者が暴れるのは、自制が欠落しているからだと断言できる。
  そして、自制とは社会(多くの他人)と付き合うために教えられるルールだ。
  決して、個人の発想から生み出されることはない。
  子供が勝手に発想する事の出来ない「自制」を一体誰が教えてあげられるのか?
  間違いなく先輩である大人たちなのだ。

  まず、大人が自制を見出せるほど、子供達にルールを教えていかないのが
  大きな問題となっている。

  「テレビゲームの影響」として正しいのは、大人と子供が接している時間を
  短くしてしまっていることの方なのではないだろうか。
  大人たちは「テレビゲームの影響」という言葉に甘えすぎている。
  その言葉を使うことで、自分達が作り上げている社会のルールが変質して
  いこうとしている責任から、目をそらそうとしているだけなのだ。

  のん気なのは人間なのだろうが、そのままにはしてはいられない。
  「遊び」が「荒び(すさび)」につながらないように、まとまった時間を
  人間に使わせているテレビゲームからも人間をフォローする役割を
  担わなければならない時を迎えている。
                            つづく

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