ゲーム開発の基本的な手順

最終更新日:1999/09/13



   内容  解説 
 企画立案   ゲーム創成期。
 1人、もしくは小人数で「企画概要書」を制作し、企画承認をとる。
 企画は社外の持込である場合もある。
 仕様制作 
 プランの実行。
 1人、もしくは小人数でゲームの詳しい設計を伝えるための「仕様書」
 制作する。
 ゲームによって、シナリオやキャラクターデザイン、グラフィックイメージなど
 を制作する。
 この段階でアーケードゲームの場合、ハードの仕様も決定する。
 
 α版制作
 (システム試作) 

 グラフィックやプログラムなど素材のいくつかを試作する。
 試作を行わない場合もあるが、規模や会社の制作方針による。
 ここでゲームのいろいろなものの見極めを行う。
 この段階でメインプログラマーは具体的な構成を設計し、各素材データの
 制作に制限や指示を出す。
 事前にわかっていることもあるが、着手して初めて明らかになることもある。
 
 β版制作
 (実制作) 

 プログラマーがゲーム仕様を具現化するためのシステムを構築していく。
 デザイナーやサウンドコンポーザーは構成にしたがって素材の制作に移る。
 素材制作が前後している場合や平行して行われている場合も多い。
 
 素材制作 
 各素材ごとの制作にとりかかる。
 ゲームによって様々なものがあるが、シナリオやキャラクター原画、
 アニメグラフィック、
 3Dモデル、BGM、効果音の制作などや開発ツールのプログラムを
 する場合もある。
 この段階の制作は最も多い人数で行っている。
 
 各データの合成 
 ゲームを構成するデータを実際のプログラム上で合成する。
 正規のグラフィック、シナリオ(テキスト)、サウンドデータを使った
 プログラムを使用ハード上、もしくは制作用ハード上で動作させる。
 
 テストプレイとデバッグ 
 ある程度ゲームが動作するようになったら、テストプレイを繰り返し、
 ゲームで最も重要な調整作業を本格的に行っていく。
 素材制作は基本的に終了しているが、不都合のある素材の作り
 なおしや調整は行う。
 この時、同時にプログラムの不都合も検出し訂正する。(デバッグ)

 ちなみにこの段階で店頭ロケーションを行いプレイヤーの反応や参考に
 なるデータ採取をすることもある。
 また、データ検出のために多くのテストプレイヤーの手を借りることもある。
 
 パッケージ・
  取り扱い説明書制作 

 広報担当者と相談しながらデザインや内容を決定する。
 スケジュールによっては制作が前後したり、平行したりするが、
 各データの合成後にとりかかる場合が多い。
 メーカーによっては完全に外注の場合もある。
 

 マスターアップ 
 プログラムやデータの決定版を上げ、工場やメーカーに提出する。
 ゲーム完成!
 



                              
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