平成15年4月1日
財団法人若狭湾エネルギー研究センター御中
UP-STREAM Game Developers Network
子供向けテレビゲーム講座、およびゲームコーナー運営について
1.目的
テレビゲームについて広く知ってもらうことにより、子供たちの柔軟な発想力、
知識への欲求を導き出す。
2.実施概要
イベント名:春の施設公開 エネ研 てんこもり5
日時:4月20日(日) 9:00〜17:00
場所:福井県敦賀市 財団法人若狭湾エネルギー研究センター ( http://www.werc.or.jp/ )
講演名:「テレビゲームってどうやって作っているの?」
講師:大守哲哉(ゲーム開発者、ディレクター)
講演時間:開催時間内で90分程度(13時から予定)
講演時間以外において、研修室の一室をゲームコーナーにして、8bit時代のゲームを
子供たちに体験してもらいます。
コーナーでは近隣にお住まいのゲーム開発者の方々に子供たちの質疑応答や体験談を
していただき、子供たちと交流していただきます。
3.準備品
ファミリーコンピューター(ファミコン) 3台
ゲームソフト(ドンキーコング、マリオブラザーズ、ドンキーコングJr.のさんすうあそび)
以上を株式会社任天堂の許可を得て「20年前のゲームをしよう」ゲームコーナーで
使用します。
ファミコン3台とソフト(カセット)をそれぞれ1本づつ準備。
<以下詳細>
講座の内容について
講座の概要は、以下の通りです。
@ テレビゲームの構造について解説 ゲーム機は何をやっているのか?
A ゲームをみんなで運営してみる ゲームの入力・判定・出力を人で再現
B ルールの創造と調整 ゲームはどうやって作るのか?テレビゲームにするプロセス
聴講する子供たちの年齢に応じて内容は変化させます。
子供が対象なので参加型の講座を行います。
進行について
○講師のプロフィール説明。タイトル後に講座をはじめます。
○自己紹介をします。
○今日は「テレビゲームってどうやって作っているの?」というお話をします。
○プラン、デザイン、SE・BGM、プログラムとゲームを作る作業の概略を説明します。
○テレビゲームがどうやって動いているのかを説明します。
○講師が「ゲーム機」になって、開場の子供たちに協力を要請します。
最初に2人をステージに上げ「プレイヤー」と「キャラクター」を子供たちに
役割分担してもらいます。
○「プレイヤー」に左右ボタンの左と右を押してもらい、私が「←」「→」のプラカードで
「キャラクター」に指示を出します。
「キャラクター」が左右に動くことに慣れてくると、次にスクリーンにゲームの映像を
表示します。
ゲームは落ちてくる100tハンマーを左右に避けるゲームです。
「キャラクター」はスクリーンに背を向けているので、「プレイヤー」の指示しか頼りが
ありません。
○次に「プレイヤー」のボタン操作を見て「キャラクター」に指示を出す役を子供に
代わってもらい「操作係」の役とします。
○次に落ちてきたハンマーに当たったかを判定するため、講師は「○」と「×」のプラカード
で結果を表示します。
○この「判定係」の役を子供に担当してもらいます。
合計4人の子供たちがゲームを運営します。
○ゲームが運営している流れを説明します。
それぞれ入力・判定・出力を処理している関係を説明します。
○次にゲームに対しての要望を会場のみなさんに聞きます。
「どうしたらもっと面白くなるのか」
時間があれば、意見を反映して、ゲームを続けます。調整が必要なところは調整します。
○ルールの創造と調整により、みんなが楽しく遊べることを理解してもらい、
人を思いやる心が大切であり、テレビゲームにもその心があるということを話します。
○最後に改めて、ゲームを作るときに、プラン(ルールを作る)、デザイン(絵を描く)、
SE・BGM(音や音楽を作る)、プログラム(ゲーム機にわかる言葉にする)を
していくということを話します。
そのときにゲームが面白くなるようにと心をこめて作っているということも話します。
○ルールの創造と調整によって作られているのは、ゲームだけではありません。
エネルギーについても創造と調整によってみんなの生活を支えています。
例えば電気はいろいろな方法で作られていますが、電気をどうしたら節約して使えるのか?
みんなでルールを作ってみれば、もっと楽しく暮らせるかもしれませんね。
以上
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